うわのそら

うわのそら

中学生の頃の話。

 

僕は中学生の頃、他人の視線が気になりすぎるという厄介な病気にかかっていた。

 

自分が所属するクラス以外のクラスに立ち入ることが出来なかった。

 

他人が僕の事をどんな風に思っているのかって事ばかり考えていた。

 

人に好かれたくて、嫌われたくなくて。

 

自分から積極的に行動できなくなった。

仲良くしたい人、気になる人がいるけど自分から話しかけられない。

そこで僕は待つ事を選んだ。ただ待つだけじゃない。

視線を多く送りアピールをした。

僕のアピールに気づく人もいれば、気づかない人もいる。後者が圧倒的に多い。

友だちはできた。

でも、その中でも一歩引いて接している自分がいた。

本音をぶつける事が出来なかった。

割り切った話が出来ないから、仲の深度化も大した事ない。

つまらない関係で終わったものばかりだ。

実際、中学を卒業して10年経つけど、今連絡をとっている友達はいない。

 

こんな性格だから、今だに状況は変わらないでいる。

会社に入ってから、親しい関係の友達が居ない。(友だちを作りに会社に行くわけじゃないから、間違った考えてかもしれないけど)

同期であっても中々上手に接する事が出来ない。

自分だけ置いていかれている。

 

はやく性格を変えなくちゃと常に思っているけど、なかなか出来ない。

自己啓発本を読んだりして高めているけど、行動ができない。意味がない。

 

結局、僕にはコミュニケーション能力がそもそも備わってないんだと思う。

学校や会社とかのグループ、コミュニティ関係がダメ。

でも生きて行くためには人との関わりは持ち続けなければならないから、努力は続けている。

でも、実際問題一人でいる方が楽だと思う。

20歳超えたあたりから一人行動に躊躇いがなくなってきたと思う。

(10代の頃は一人行動していると「悪」という意識があった)

 

この能力を逆手に使える事が出来たら、、